高位脛骨骨切り術と半月板縫合 ⑦術後1ヶ月|退院後はどのくらい動ける?

HTO体験記

※この記事は、私個人の体験と感じたことを書いています。同じ手術でも、経過や痛みの感じ方は人それぞれ違います。

「退院後ってどれくらい動けるの? 痛みは?」

私は術後2週間で退院しました。

これはあくまで私個人の体験ですが、退院後の様子をまとめています。


退院してすぐに普通の生活へ戻れるわけではありませんでした。
最初の2週間は、痛みも不自由さも強く、動作のひとつひとつに時間がかかりました。
それでも少しずつ、「思っていたより動けるかもしれない」と感じられる変化も出てきました。

退院後すぐの生活は想像以上に大変だった

帰宅すると、入院中とは打って変わって、やることが一気に増えました。
しかも、そのひとつひとつに時間がかかりました。

今まで普通にできていたことが、同じようにはできない。
そのギャップはかなりストレスでした。

最初は松葉杖での生活、少し慣れてからは片松葉になりました。

松葉杖があると、買い物かごを持って買い物することができません。
宅配サービスはかなり助かりました。

昼間に動きすぎると、夜には疲れてエネルギーが切れ、日常の動作でも息切れしていました。

はじめがきついからこそ2週間後には回復を実感できました。

振り返ると、退院後の最初の2週間が一番大変でした。

夜の痛みと睡眠

昼間の家事育児も大変でしたが、痛みに関しては夜にしんどさを感じました。

体がへとへとで、脚は顔がゆがむほど痛む夜もありました。

疲れているので早めには寝つけるのですが、体はこわばり、食いしばりもひどく、夜中に何度も目が覚めました。
面倒でも肩を回すなどして上半身をほぐしてから、再び眠るようにしていました。

しばらくは心地よく眠れるとは言えませんでした。

冬だったこともあり、羽毛布団の重さが脚にかかるのも気になりました。
寝返りもスムーズにはできず、長ズボンを履くのも布団をかけるのも気になって、「夏だったらよかったな」と思ったこともあります。

見た目の回復も不安だった

歩けるようになるのか、走れるようになるのか。
そんな運動機能の回復も不安でしたが、見た目のことも気になり始めました。

立ったとき、膝の内側が不自然に膨らんでいて、触ると硬く感じました。

手術をした左脚だけ不自然にX脚に見えたので、やりすぎてしまったんじゃないか、とも心配しました。

このまま変わらないのか、それとも腫れやむくみが引けば戻るのか、不安でした。

傷跡や脚の形は、数年後にも見てわかるものなのか、それともわからないくらいに変わっていくのか……。

理学療法士さんによると、体質にもよるけれど、傷あとはかなりわからなくなるはず、とのことでした。
X脚に見えるのも、術後に再び少しO脚寄りに戻ることを見越して、大きめに角度をとるものだと言っていました。

こうしたささいな不安は、リハビリの際に理学療法士さんに質問していました。
それでも不安が残ることは、診察のときに先生にも確認するようにしていました。

リハビリと歩行の変化

退院後は週2回リハビリに通い、それ以外にも毎日、自宅でリハビリに取り組みました。
まとまった時間はとれないので、小分けにして行っていました。

骨の癒合を早める効果が期待されているという「アクセラス」という超音波の器具も、先生の指示でレンタルしていました。
毎日20分、人工骨の部分にあてていました。

退院してすぐに全荷重OKとなりましたが、長時間は歩けず、松葉杖を使いながらの生活でした。

ゆっくりとかかとから足をおろして体重を乗せますが、膝も硬く、筋肉も落ちているため、脚を棒のようにして歩いていました。
信号をぎりぎり渡り切れる速さです。

退院後2週間くらいで変わってきたこと

退院後1週間で初めての診察があり、レントゲンの結果は「経過良好」とのことでした。

2週間目には膝を120度まで曲げられるようになりましたが、無理に曲げてその程度です。

全荷重のつもりでも、無意識に左脚をかばってしまい、体が右に傾いていると指摘されました。

軽いスクワットのような動きも行いましたが、筋肉の落ちた左脚は細く、動きもぎこちなく、どこに効いているのかもわかりにくく、とても難しく感じました。

またこの時期は、リハビリのたびに猫背を指摘されていました。
肩がどんどん丸まっていると言われ、肩甲骨をほぐすストレッチも取り入れてもらいました。

脚からくるストレスで、体全体がこわばっていたのだと思います。
食いしばりもひどかったです。

2週間ほどでアイシングはしなくなりましたが、時々熱感はありました。

できるようになったこと

階段は一段ずつ脚を回収しながら上っていましたが、上りであれば一歩ずつまたいで登れるようになってきました。無理をせず、回収しながらのぼることのほうが多かったけれど、変化を感じられました。

また、うつ伏せでも問題なく寝られることがわかりました。

退院から2週間経つころには違和感はあるものの、
「思っていたより動ける」
「少しずつ眠れるようになってきた」
と感じられるようになっていました。

調子のいい日もあれば、悪い日もあります。

脚を棒のようにして歩いていた影響か、夜には必ず腰が痛くなりました。
調子の悪い日は朝から痛むこともありました。

それでも、片松葉になったことや、横向き・うつ伏せで眠れるようになったことなど、
「確実によくなっている」
と感じられる変化がありました。

術後1か月頃

だんだんと、
「松葉杖はもういいかな……」
「心配されるから使わなくてもいいかな……」
と思う日も出てきました。

車に1本、自宅に1本置いていましたが、使わない日が少しずつ増えていきました。

まとめ

この時期はまだ痛みや不安も多く、思うように動けないこともありました。
でもその一方で、少しずつ、確実に変化を感じられる時期でもありました。

いまつらさを感じている方も、日によって波はあっても、少しずつできることは増えていくと思います。

※本記事は個人の体験です。回復の経過には個人差があります。


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