高位脛骨骨切り術と半月板縫合|幼い子どもを家に残して入院するときにした6つの準備

▶▶▶初めて読む方へ

1歳半と5歳の子どもを夫に預けて入院することになりました。

当初は1週間で退院したいと思っていましたが、実際に手術をしてみると、無理に早く退院しても家事も育児もできず、リハビリも難しいとわかりました。
先生と相談し、結果的に入院期間は2週間になりました。

普段はほぼワンオペで、幼稚園や習い事のことも夫はほとんど把握していません。料理もしません。洗濯機は回せます。
そんな状況だったので、子どもたちの生活、安全、メンタルのことがとても心配でした。

同じように、幼い子どもを家に残して入院する方の参考になればと思い、入院前にしてよかった準備をまとめます。

入院前にしておいてよかった6つの準備

① 夫へのメモを作る

一日のタイムスケジュール、朝食・昼食・夕食のメニュー、5歳の登園準備リスト、習い事の準備リスト、幼児に対する注意事項などをまとめて、リビングやキッチンの壁に大きく貼りました。

「忘れてた」とは言わせたくなかったので、服や持ち物はイラストでも描いて、毎日夫が最終チェックできるようにしました。

② 子どもたちへの毎日のお手紙を用意する

入院日数分、子どもたちへの手紙を用意しました。
日付を書いて、一日分ずつ封筒に入れておきました。

上の子には、ひらがなで書いた手紙と好きなキャラクターの手書きイラスト。
下の子には、大きめのイラストと一言メッセージを添えました。

「明日はなんの絵が描いてあるのかな」と予想して楽しみ、朝起きるとまず手紙を読んでくれていたようです。

③ お弁当を外注する手配をする

幼稚園のお弁当は、夫の負担を減らすためと、子どもの安全のために仕出し弁当を手配しました。

慣れない人が作ることで、具材の大きさや詰め方などが心配だったので、無理をしないようにしました。

④ 日用品や食材を買い足しておく

入院中、夫ができるだけ買い物に行かなくて済むように、日用品はひと通りそろえておきました。
食材は少し買い足したようですが、最低限で済んだようです。

⑤ 緊急時の連絡先を共有しておく

何かあったときに頼れるよう、私の家族ともすぐ連絡が取れるようにしておきました。

また、子どもたちが寂しさを感じすぎないように、いとこたちに遊びに来てもらう約束もしておきました。

⑥ #7119 を共有しておく

夫の「大丈夫だろう」が心配だったので、子どもがけがや病気をしたときには私に連絡してもらうことはもちろん、#7119の番号も共有しておきました。

私が病室から「病院に行って」と指示するよりも、相談医療チームのような専門機関に聞いてもらうほうが確実だと思ったからです。

以前、上の子がクループになって呼吸が苦しくなったときも、#7119に電話をして、すぐ救急車につないでもらえて助かったことがありました。

今回も、子ども同士がぶつかって下の子が泣き止まず、鼻血も止まらなかったときに、夫が#7119に電話してくれたようです。
病院に行く必要はないこと、注意したほうがいいこと、その場でできる対処などを教えてもらえたそうで、本当にありがたかったです。

※#7119は地域によって対応が異なる場合があります。お住まいの地域でも使えるか事前に確認しておくと安心です。

どれも、やっておいてよかった準備でした。

面会はしなかった

夫は「会ってしまうと、子供たちが余計にママママになってしまいそう」と言い、面会は一度もしませんでした。

私は、これもひとつの経験だと思って面会に来てもらってもいいのではと思っていました。
でも、初めて長期間子どもたちを一人でみている夫がそう判断したので、任せることにしました。

ただ、退院が予定より延びることになったときには、ビデオ通話で私の口から伝えることにしました。

「病院にいる日が少し増えたんだ。そのほうが早く治るって先生が言ってた。みんなに早く会いたいけど、帰ったらたくさん遊べるように頑張るね」

そう伝えると、案外おとなしく「わかった」と言ってくれました。

周りに頼ってよかったこと

幼稚園や習い事で親しいママ友さんには、事情を話しておきました。

すると頼んだわけではないのですが、子どもたちに会ったときの動画や写真を撮って、その日の夜には送ってくれていました。
「こんな様子だったよ」「パパも頑張ってたよ」と教えてくれて、本当にありがたかったです。
夫はマメではないので、写真や動画はもちろん、その日の様子の連絡もほとんどありませんでした。

入院してすぐの頃は、その動画や写真を見て少し泣いてしまうこともありました。

また、近くに住む姉が、できるだけ朝に家まで来てくれて、上の子のバスの見送りをしてくれたり、下の子と公園で遊んでくれたりしました。
その様子の動画も送ってくれました。

今は動画や写真を手軽に送れるので、本当に便利でありがたいと思いました。

そして、時間も労力もかけて私たち家族に協力してくれた周囲の方たちには、感謝しかありません。

退院を無理せず2週間後にしようと決断できたのも、子どもたちの元気な様子を見られたことが大きかったと思います。

退院の日

ようやく退院の日を迎えました。

子どもたちと夫に迎えに来てもらいました。
下の子はは小さいので忘れられていないかな、と少し不安もありました。

でも、後ろからそっと近づくと、まず下の子が
「ママ!ママ!」
と私を指さしました。

その声で私に気づいた上の子が駆けつけてきて、ぎゅーーーーーーーっと抱きしめてきました。

まだ脚が痛く、松葉杖もついていたので、いったんすぐそこのソファに腰かけました。
すると上の子は

「あー、ママ、ママ、やっと会えた、ママ、ママ…会いたかったよ…」

と、しばらく静かに抱きしめ続けてくれました。

泣くわけでも笑うわけでもなく、ただ静かに
「ママ、ママ、会えた…」
と噛みしめていました。

下の子も必死によじ登ってくるので、二人を両手いっぱいに抱きしめました。

「ありがとう」と伝えました。

入院中、動画の中の子どもたちを見ながら、案外大丈夫なんだな、もう私がいないと生きていけない赤ちゃんではないんだな、と思っていました。

私のいない間の子どもたちの様子を見ていると、自分がいない世界を外から見ているような、不思議な気持ちになることもありました。

でも、私は生きていて、こうしてまた会えた。
子どもたちは子どもたちなりに乗り越えてくれていたんだ、頑張っていたんだ、心の中にいろいろな気持ちをしまっていたんだ、と思いました。

夫は「いつもはママがいて、子供たちもママに甘えるから。不謹慎かもしれないけど、今回は俺にとってもいい機会だった。」と言っていました。

その後

退院後はあらかじめ、上の子に
「ママはまだ脚が痛いから、協力してほしいこともたくさんあると思う」
と伝えました。

ときどき抱っこをねだったり、安心したいように抱きしめてきたりすることもあったので、できる限り応えるようにしていました。
基本的には、とても心配してくれていました。

退院翌日には
「ママはまだ足が痛いから、ぼくが朝ごはんを作るよ!」
と言って、創作料理をしてくれました。

下の子はまだ抱っこしてほしい時期だったので、ソファや床に腰かけて抱っこするようにしていました。
外で抱っこが必要になるときは、なるべく手術したほうの脚に負荷がかからないように右脚に体重をかけたり、松葉杖を使ったりしていました。

それでも、泣いてしまったときは無理に動かず、そばに座って、一緒に歩き出してくれるのを待つこともありました。

下の子は突然走り出したりするので、機敏に動けない時期はそこがいちばん大変でした。

術後4カ月が経った今は、子どもの要望にもかなり応えられるようになり、日常生活を取り戻し始めています。

いまの課題は「走ること」と「しゃがみこむこと」です。
子育て中、一緒に走れないのはもどかしいですし、しゃがみたい場面もたくさんあります。

それでも、術後すぐの不安や不便さを思えば、もうここまで来れば大丈夫、と思えるようになりました。

シリーズ一覧

関連記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました